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2006.10.10

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イヅキ、ぶっちぎり優勝!


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2006/10/09
A.S.P WQS 2Star Event
「 BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」

リポート:山本貞彦
写真:ASP JAPAN/SJY


 大雨の影響で2日延期となった「BILLABONG PRESENTS SAHARA PRO in KITAIZUMI」も本日が最終日。会場は快晴で朝早くから多くのギャラリーが集まった。会場の風は北西のサイドオフで、波は肩~頭とサイズダウン。しかし時折、会場正面のセンターから右側はワイドながら頭半の波が入る。

 まずはラウンドオブ32がスタート。選手は左の堤防よりのミドルを選ぶか、センターよりのビッグセットを待つかに別れた。左はライト、レフトともブレイク。波は小さめながら技が多く入れられる。試合開始早々、このポイントを選んでスタートダッシュで勝ち上がったのは、河野正和、進藤晃、森哲太、ニック・ミタ(HAW)、浦山哲也に地元期待の山田祥充の面々。唯一、右のポイントで勝ち上がったのは田中英義。サイズのあるライトをワンターンでリッピング。鋭く板を返せば、8,25、7.25ポイントを奪取。トータル15.50ポイントで軽く勝ち上がりを決めた。
 このラウンドの後半戦。引きいっぱいの10時30分過ぎから潮が止まり、セットの数も減り始めると選手全員が左に移動。4人で波を取り合う形となった。ただし、インサイドではいきなりタルくなるため、ファースト、セカンドの演技で、どれだけ魅せられるかがラウンドアップの決め手となった。ここは林健太、牛越峰統、脇田貴之、小川幸男、田中樹の日本人勢にダレン・ターナー(AUS)、デニス・チハラ(BRA)が次のラウンドへ。前日まで好調だった原田正規は、まったく波のサイクルが合わずここで敗退。またジョン・ジョン・フローレンス(HAW)も逆転負けで、今大会を終了した。
 続いて、クォーターがスタート。ここでは同じ作戦で田中英義、山田祥充、浦山哲也、森哲太がラウンドアップ。ヒート3から潮が動き出し、波数は少ないもののセンター右のポイントにウネリが入り始めた。これに動いたのはダレン・ターナー。だが波がワイドで早く、イマイチ技が続かない。ポジショニングも迷いがあるのか安定せず、まったく力を出せず終了。逆にこのセンターのポイントで決めたのは林健太。無理なくスムースにテイクオフすれば、舞うようなリッピング。作戦が見事的中し1位通過を決めた。 
 さあ、セミファイナル。ヒート1には田中英義、山田祥充、浦山哲也、森哲太の組み合わせ。ヒートは25分に延長。地元の声援を受け、気合入りまくる山田祥充に森哲太、田中英義が左で待てば、浦山一人右のセットを狙う。ここはやはり田中が一歩リード。今年の英義はヒート最初にキッチリ決めれば、後はじっくり波を待つ作戦。今回もこれが図星で、乗った波は4本ながら8.00、9.50ポイント、合計 17.50のダントツのトップでファイナルへ。残り3人の2位争いは僅差の争い。山田が来る波、来る波を攻めるも点は伸びず、アベレージ止まり。浦山も一発逆転でセットを待つも、思うように演技ができない。ここは最初の演技で、レフトの波に狙いを絞った森に軍配。
 ヒート2は田中樹、脇田貴之、林健太、牛越峰統の4人。ここも林は同じ作戦でセンター右で待てば、残り3人は左を選択。ここで波のサイクルが合っていたのは田中樹。スピードあるリッピングにエアーでグッドの評価で、このヒートをリード。脇田、牛越も負けじと攻めるが2本揃えられない。その間に林が逃げ切るかと思えば、なんと牛越がパワーサーフィンのお手本の演技。特大スプレーを飛ばしまくってなんと8.25ポイントで決勝進出を決めた。
 ついにこの大会も決勝へ。そのファイナリストは今年絶好調の田中英義。3年ぶりの決勝進出のエアリストの森哲太。今大会すべて作戦成功の田中樹。元グランドチャンピオンのベテラン牛越峰統という面白い取り組みとなった。ヒートは30分。今回は田中樹一人がセンター右へ。残り3人が左にポジショニング。最初の演技はやはり英義。しかし、粘るはずの板の返しが甘い。これではエクセレントは出ず、6.75ポイント。続いて樹が右の奥からテイクオフ後、バレルにチューブイン。出てきたところでカットバックをからめたリップを連発。なんと最初の演技で 9.25ポイントをたたき出した。牛越が力で波を押さえ込めば、哲太も切り裂くようなリップで追いかける。しかし、樹の勢いは止まらず。今度はスピードあるリップを連発したかと思えば、最後は高さのあるフローターでフィニシュ。これで8.50ポイントを出し、トータル17.75ポイントで全員コンボに追い込んだ。
 これにはたまらず英義、牛越が右へ移動。奥を取ろうと英義が樹を追いかける。沖が動き、セットに反応した樹がすかさずこの波に乗るも、英義も同じ波にテイクオフ。会場がざわめくなか、やはりインターフェアレンスコールがアナウンスされた。これで樹はやりたい放題。終了近くに入った特大セットを見逃さず、再びチューブイン。

歓声が上がる中、さらに大きなカットバックにリエントリーで、これには9.75ポイントがコール。なんとトータル19.00のほぼ満点で、ぶっちぎりの優勝を決めた。

優勝 田中樹
2位 森哲太
3位 牛越峰統
4位 田中英義

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http://www.aspworldtour.com/

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